船舶運航管理支援システム「SOPass®」が日本海事協会の Innovation Endorsement 認証を取得
川崎重工は、一般財団法人日本海事協会(以下、日本海事協会)の革新技術を対象とした新たな認証サービス「Innovation Endorsement (IE)」において、船舶運航管理支援システム「SOPass®※1」のサービス革新性が評価され、Product & Solutions認証を取得しました。
Innovation Endorsement 認証は、革新的な技術の普及・発展を促し、海上における環境保全、安全性の向上、持続可能な開発のサポートを目指すものです。今回、日本海事協会より「SOPass®」の持つ各種機能が検証された結果、デジタル技術を活用した高度なソリューションであることが認められ、認証取得となりました。
当社が開発・提供している「SOPass®」は、衛星通信を介して船舶から取得したリアルデータと当社が持つ船舶に関する工学的知見をICT/IoT技術を用いて融合し、船舶の運航管理に有益な情報を提供するサービスです。運航状況の見える化、各種性能解析、省エネ運航に寄与する最適航路計算に加え、業界初となるLNG運搬船向けLNG貨物の管理最適化機能を有しています。また、LNG運搬船以外にもさまざまな種類の船舶への適用が可能であり、経済的で安全な運航を支援します。「SOPass®」は、2017年7月の初受注から2021年1月現在までに、LNG船を中心に17隻分を受注しています。当社は、今後も「SOPass®」適用船舶の増加を進めることで、お客様のビジネス効率化と環境負荷の低減に貢献していきます。また、船舶の運航管理の高度化に関するお客様の要望に対して、ICT/IoT技術と川崎重工グループが保有する広範な技術シナジーを活かしてお応えし、海事産業の発展に貢献していきます。
※1:Ship Operation and Performance analysis support system
(参考)日本海事協会プレスリリース「革新技術への認証サービス「Innovation Endorsement」を開始」
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=5182&type=press_release